おはようございます。Aizu Advent Calandar 24日目の @yutopp です。
今日は、2016/12/24なので、なんの問題もありませんね………。
今回は、2017/4/9にアキバ・スクエアで開催される技術書典2に、サークルで出るので宣伝します。
サークル名は進捗大陸です。スペースは う-17 です。
今回出す本は 進捗大陸01 です。
本の内容ですが、
となっています。
自作言語 Rill の実装とあれこれは、自分が書いた部分です。
自作言語Rillの紹介と実装の一部分について書きました。本当にふわっとしているので、ふわっとです。
抽象解釈による関数型言語の静的解析は、@youxkei氏が書いて下さいました。ありがとうございます。
この章では、ミニマルな言語を定義し、形式的にその言語の型付けと意味論をしたのち、符号解析を行う抽象解析を定義し、健全性を証明していきます。
抽象解析は、プログラムそのものの具体的な値を計算して解析するのは複雑すぎるので、値の性質のみを見るなどして抽象化した値を計算して解析するようなアプローチです(おそらく)。この章では、値の符号を計算する符号解析が例として用いられます。定義や健全性も証明付きで、1ステップずつ進んでいくので、とても理解しやすいです。オススメです。ぜひ最強の静的解析を目指しましょう。
静的に型がつく Erlang を目指しては、@amutake氏が書いて下さいました。ありがとうございます。
この章では、Erlangの静的型チェッカであるdialyzerが用いている型システムsuccess typingsの解説とその問題点、Erlangの型システムを設計する難しさ、問題解決の鍵になるかもしれない型システムMLsubの解説とその拡張について考察していきます。
日々Erlangで大きめのプログラムを書いていると、dialyzerの便利さに救われることも多いのですが、一方で型チェックやリソース食いすぎ問題に困ることも多々あり、もっと良い型チェッカはないものかと考えてしまいます。この章は、それらの問題に立ち向かったとある型プロの考察です。現行の型システムsuccess typingsや、新たな希望のMLsubの解説が詳しく載っています。オススメです。ぜひ最強の型システムを作りましょう。
以上の47ページくらいの本です。500円です。ぜひよろしくお願いします!!!エイプリルフールではないです。